実践装画塾でお世話になった関口信介さん(文藝春秋デザイン部)が、1月に急逝されました。

3月31日にギャラリーダズルの偲ぶ会に行ってきました。びっくりするぐらいたくさんの方が来られ、関口さんのお人柄が偲ばれました。企画・進行をしてくださった塾長の宮川和夫さん、実行委員のみなさん、良い会をありがとうございました。

厳しいということで知られる実践装画塾ですが同時に繊細な愛情に包まれた場所でもありました。修了展示でお配りする図録に書かれた関口さんの塾生へのコメントは、講評の厳しい言葉とはまったく違う「塾生の良い所を世間にアピールしよう」という愛にあふれたものでした。

偲ぶ会では関口さんのこれまでのお仕事と、関口門下の装画塾修了作品が展示されました。私も当時の修了作品(『肉と衣のあいだに神は宿る』の装丁ダミー)を展示いたしました。
当時自分の絵は特色指定でフラットに表現したほうがいいのでは…と薄々思ってたんですが、関口さんのディレクションでも同じ方向を提示されたことで自信が持てました。しばらくそういう方向で描いていくのかなと思ってたんですが、関口さんが亡くなられてすぐ、方向性がまた違う水彩風の塗りでもお仕事をすることになりました。

関口さんのいない世界でおそらく私の絵はこのダミーの頃より変わっていくと思います。自分があの世に行った際に良い報告ができるよう、どんどん変わっていって、より良いものを目指していこうと思います。関口さん、また会いましょう。

あまえび